赤穂民報

赤穂化成社員が“御塩道中”(4月4日)

 陽春の城下町で4月11日(日)に開催される「春の義士祭」に、地元特産の塩を荷い棒で担いで練り歩く「御塩(みしお)道中」が初登場する。呼び物の「女人義士行列」の出演者らによる塩小袋の振る舞いもあり、赤穂の2大代名詞といえる“義士”と“塩”で祭りを盛り上げる。
 主催の大石神社(飯尾義明宮司)は平成17年から「春の義士祭」を開催。女性だけで大石内蔵助以下四十七士に扮する「女人義士行列」の市中パレードが話題を集めてきた。
 新企画「御塩道中」は「忠臣蔵と塩を一緒にアピールできる趣向を」と同神社が「赤穂化成」(池上良成社長)に協力依頼。赤穂伝統の製法による天塩を祈祷で清め、盛り塩した木桶を装束姿の同社従業員が天秤棒で担いでパレードする。塩は200グラムずつ袋に小分けし、拝殿前、大手門交差点、養老乃瀧前の3カ所で観客に配られる。
 パレードには獅子舞い、子ども屋台、創作踊りなど総勢約400人が出演。拝殿前で奉納演舞してから午後1時に出発し、大手門からお城通りを行進する。大手門から養老乃瀧前までの区間は午後1時〜3時は歩行者天国になる。
 奉祝行事として、植木市(午前9時から境内)邦楽とお茶席(同10時から大石邸庭園)などが行われる。詳しい問合せは同神社Tel42・2054。
 パレード出演団体は次のとおり。行進順。
 ▽上仮屋獅子舞
 ▽御塩道中
 ▽鼓笛隊つばさ
 ▽女人義士行列
 ▽竹南子供屋台
 ▽カントリーダンス
 ▽花てまり
 ▽すえっこ
 ▽チーム舞龍
 ▽播州風舞
 ▽赤穂でえしょん

(新企画「御塩道中」の備品を準備する赤穂化成のみなさん。盛り塩には大石家の二つ巴紋を刻印)

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