赤穂民報

“温故知新”の街巡りウオーキング(4月5日)

 レトロな雰囲気を残す建造物や看板などを探す町歩きイベント「昭和赤穂探検アドベンチャー」が4日にあり、参加者約10人が昔懐かしい面影を見つけながら街中を巡った。
 「何気ない風景の中にある街の歴史を見直そう」と、赤穂玩具博物館長の鈴原義経さん(37)=上仮屋北=が企画。JR播州赤穂駅から花岳寺通り、城へ続く御成道などを散策し、昭和以前に作られた漆仕上げの手彫り看板などに目を向けた。
 鈴原さんは特技を活かして自作した漫画調のガイドブックを参加者に配布。唐草模様の風呂敷をマント代わりに羽織って案内役も務めた。所々で立ち止まっては地域の古老らから聴き取りした街のエピソード、赤穂城や義士祭など昭和時代に撮られた写真を紹介した。
 今回の参加者は市内外の割合がほぼ半分。姫路市の自営業、松本敏宏さん(65)は「赤穂はよく車で通るが裏路地に行くことはなかったので、新鮮な感じがした」と感想を話した。
 今後も毎月第1日曜日に継続して実施する予定。鈴原さんは「“昔を探す”ことは失った大切な何かを探すことでもある。市内在住の人もぜひ一緒に“赤穂”を歩いてみて」と参加を呼びかけている。
 次回は5月2日(日)午前11時にJR播州赤穂駅集合。無料。問合せは同博物館Tel45・7778まで。

(街中の風景に昔の面影を探した町歩きイベント)

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