赤穂民報

宿泊客増の施策実行を要望(5月26日)

 「赤穂旅館組合」(田淵新太良組合長)は25日に市役所を訪れ、宿泊客の増加対策について豆田正明市長と懇談した。
 同組合は観光振興について行政に期待する施策をまとめた要望書を4月上旬に豆田市長へ提出。この日は田淵組合長ら幹部役員4人が市長室を訪問し、「赤穂城跡整備を早期に完成させてほしい」「観光客誘致策の企画体制の充実を」といった要望を訴えた。
 市内宿泊施設を取り巻く環境は、一昨年秋にJR播州赤穂駅横で大手ビジネスホテルが開業したことで激変。ビジネス客を主な客層とする既存のホテル、旅館が価格競争に巻き込まれ、「売上高は半減した」(同組合)と悲鳴を上げる。役員の一人は「市長がホテル誘致の効果に掲げていた『市街地の活性化』どころか、むしろ逆効果。懸念したとおりの状況になってしまった」と不満を隠さない。
 懇談では田淵組合長らが「景気後退と昨年の新型インフルによる打撃に、過当競争が追い討ちをかけている。早急に宿泊客を増やす方策を」と求め、豆田市長が「スポーツやイベント、企業誘致を通じて宿泊客の増加に努めたい」と応じた。

(「宿泊客増のための施策を」と豆田正明市長に要望した赤穂旅館組合)

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