赤穂民報
おひるね(6月12日)
子どもを眠らせるということはなかなか思ったようにいきません。ひょっとすると子どもより母親の方が先に寝てしまうこともあります。
ミャンマー(旧ビルマ)生まれの著者がタイの子ども向けに描いた物語です。
著者は子どものとき、父からいろんなお話をしてもらっていたのです。それらのお話がベースになって物語は生まれたと思われます。
私も祖父から有年にまつわる話を多く教えられました。それらの話は、今も私の心の中で生きています。
人から人へと伝えられるお話は、素朴で、誰にでもわかる内容です。しかし、一度耳にすると忘れられない話です。
地域に残された話を子どもたちに一つでも多く語りつぎたいものです。
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『しーっ! ぼうやがおひるねしているの』
○作/ミンフォン・ホ○絵/ホリー・ミード○訳/安井清子○偕成社
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
(『しーっ! ぼうやがおひるねしているの』 ○作/ミンフォン・ホ ○絵/ホリー・ミード ○訳/安井清子 ○偕成社)
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