赤穂民報

市総合計画審議会がスタート(7月1日)

 平成23年から10年間の市政について方向性や方針を定める「赤穂市新総合計画」の策定に向けた審議会がこのほど会合をスタート。6月25日にあった第1回全体会で、会長に古瀬徳雄氏(関西福祉大学)、副会長に村下龍彦氏(市自治会連合会)を選任した。当局案をベースに全体会と部会で審議し、8月末までに答申をまとめる。
 現行の総合計画が今年度で最終年次となることから、市は2年前から「赤穂未来創造委員会」や地区別ワークショップで計画の立案材料を収集。都市像と方向性を示す「基本構想」、構想を具体化する施策の方針を定める「基本計画」、具体的な事業手法や財源を明らかにする「実施計画」の策定を目指している。
 審議会は、市内の各種団体や学識経験者など32人で構成され、基本構想と基本計画について話し合う。たたき台として企画課が作成した素案によると、基本構想で「人が輝き 自然と歴史・文化が薫る やさしいまち」を都市像に掲げ、「安全」「快適」「にぎわい」「学び」「連携」の5点を柱に基本計画をまとめている。すべての施策について、前計画にはなかった目標指標を明記している点が特徴といえる。
 29日に開かれた第2回全体会は基本構想について意見を出し合った。
 最も意見が多かったのは、「平成32年に5万2000人」とする将来人口目標について。「人口増減は市政すべてに関わってくる。もっと具体的な予測を立てるべき」「人口増のターゲットをどの世代に設定しているのか」「前計画は6万人を目指したが、そうはならなかった」など根拠の明確化を求める意見が続いた。
 審議会は今後、委員を2つの部会に分けて開催し、基本計画について議論する。7月21日(水)に第3回全体会を招集し、意見を取りまとめる。
 委員構成は次のとおり。敬称略。◎印は部会長。
 ▽第1部会(安心・学び・連携)=◎小野ツルコ(関西福祉大学)古瀬徳雄(同)山本良子(市連合婦人会)西元男(元市収入役)木村佳史(市社会福祉協議会)中村隆彦(市医師会)久野朝代(市文化協会)橋本捷一郎(市体育協会)中村文代(市消費者協会)有吉一美(市老人クラブ連合会)勝田眞由美(城西地区まちづくり連絡協議会)目木敏明(尾崎地区同)光庵良(高雄地区同)深澤すみ子(有年地区同)江端益子(公募委員)三木毅(同)
 ▽第2部会(快適・にぎわい・連携)=◎藤岡純一(関西福祉大学)村下龍彦(市自治会連合会)大木善夫(商工会議所)成世邦俊(経営者協会)長棟茂樹(兵庫西農協)平田一典(市漁協)山野隆行(観光協会)井上昭彦(労働者福祉協議会)横山淳平(青年会議所)涌元雅代(赤穂地区まちづくり連絡協議会)山田和子(塩屋地区同)小泉世津子(西部地区同)干飯政美(御崎地区同)小椋孝子(坂越地区同)船田一磨(公募委員)堀田品子(同)

(今後10年間の市政方向について話し合う「赤穂市総合計画審議会」)

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