赤穂民報

「市町連携で生き残りを」定自圏フォーラム(7月3日)

 赤穂、備前、上郡2市1町の連携について模索する「東備西播定住自立圏フォーラム」が3日、中広の赤穂市文化会館小ホールであり、元総務相の増田寛也氏が基調講演。3人の首長が広域連携のあり方や将来像などを語った。
 約400人が来場。増田氏は「定住自立圏構想が描く未来」と題した基調講演で、「今後は財源に加えて立法権限も国から地方への委譲が進む」との見方を示し、「人口減を食い止めるのは至難の業だが、国と地方の“タテの関係”から市町村同士、都道府県同士の“ヨコの連携”が生き残る上で必要だ」と語った。
 パネルディスカッションでは3首長が医療、交通、観光振興をテーマに意見交換した。
 西岡憲康・備前市長は「まずは互いのまちに出向いてみる。そこから活気が生まれるのでは」と2市1町の住民交流を呼びかけた。山本暁・上郡町長は「地域の偉人や特産物に物語を組み込み、記憶に留まるような魅力を創出したい」と述べ、豆田正明・赤穂市長は「定住者の多くはまずはインターネットで情報を集めている。圏域全体の魅力を広めていきたい」と情報発信の重要性に注目した。
 増田氏は「自分たちには当たり前のものが他地域の人にとっては魅力になる場合がある。いろんなことにトライして地域の自信や誇りを生み出して」と締めくくった。

(3首長が考えを述べた「東備西播定住自立圏フォーラム」)

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