赤穂民報

連携で「売れる商品」目指せ(7月14日)

 異分野の事業者同士が手を結び、新たなビジネスチャンス創出を目指す「農商工連携セミナー」が赤穂市文化会館でこのほど開かれ、市内外の農水産業者や商工業者ら約70人が参加した。
 「売れる“地域ブランド商品”づくり」をテーマに東備西播定住自立圏形成推進協議会農林商工部会が主催。自身もベンチャー事業経験がある奈良先端科学技術大学院大学の客員准教授、光井将宇氏を講師に迎えた。営農組合と酒販会社が共同し、国の支援制度を活用してブランド開発した日本酒など各地の成功事例を紹介しつつ、互いの強みを活かして成果を上げる連携ビジネスの利点を解説した。
 光井氏は「自社が持っていないものをゼロから作り上げる時間を周りは待ってくれない」とした上で、「未知の分野はすでにそれを知っている人から教わるべき」と連携による経営効率化を提言。「“どうすれば消費者に喜ばれるか”を共通の目的に連携先と横並びの関係を築いてほしい」と秘訣を説いた。
 同部会は今後、さらに具体的なノウハウを得る学習会を3回シリーズで開く。畜産業を営む高野の丸尾建城さん(57)は「従来通りの生産、販売だけでなく、新しいアイデアを見つけることができれば」と期待していた。
 学習会は▽7月28日(水)▽8月11日(水)▽8月25日(水)に開催。いずれも同館2階学習室で午後2時〜4時。7月21日(水)まで50人を受け付ける。参加無料。Tel43・6840(市農林水産課)。

(農商工連携について学んだセミナー)

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