赤穂民報

【読者の声】サクラの苗木、一体どこへ?(9月18日)

 今年3月、子どもの出生記念に市からもらったサクラ苗木を塩屋高山に植樹しました。子どもと同じように成長していく苗木を見るのが楽しみで、水やりや施肥など毎週欠かさず世話してきましたが、9月10日に行ってみると木がなくなっていました。辺りはきれいに草刈りが行われており、もしかしたら誤って刈り取られてしまったのではないでしょうか。(本水尾町の女性)
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 苗木の交付は昭和54年から赤穂市が実施。婚姻届、出生届を出した市民に制度を知らせ、申請があれば市木であるサクラの幼木を贈ってきた。希望者には植樹場所も提供。昨年度は計100本の申請があり、うち投書主を含む約30家族が高山の「赤穂ピクニック公園」に植樹した。管理は自己責任だが、年3回の下草刈りは市が行っている。
 投書主の話では植樹時に50センチ足らずだった苗木は半年で1・2メートルほどに伸長。ところが今月5日に見たのを最後に、記念のプレートを残したままなくなった。風による倒木やイノシシなどの食害も考えたが、折れ残りの株はなく、地面に大きな乱れもなかった。また、周囲のサクラには異常はみられなかったという。
 市によると、9日と10日に現地で除草作業を実施したが、「作業員は植樹の苗木があることを知っており、誤って刈り取ってしまうことはない」とし、「原因は分からないが、大切に育てられていたサクラがなくなってしまい残念。申請があれば新しい苗木を提供したい」と話している。
 なお、植樹場所の提供は昨年度で終了。贈呈対象は出生届を出した人のみとしている。

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