赤穂民報

差押え動産をネット入札で公売(4月12日)

 税の徴収率アップにつなげようと、赤穂市は市税の滞納により差し押さえた動産のインターネット公売を今年度から始める。
 市は近年、市税滞納者から不動産を差し押さえて市のホームページや掲示板で公売にかけたことはあるが、動産については実施していなかった。
 「公平な税負担の観点からもさらなる滞納処分が必要」(税務課)との方針から、周知範囲が広く、「物によれば市場価格以上になる」インターネット公売を導入して税収確保に役立てることにした。
 24時間入札が可能な大手インターネットオークション会社のシステムを利用し、滞納者から差し押さえた車、絵画などを公売。売却金を未納税金の支払いに充てる。落札された場合の手数料は落札額の3パーセントで、出品料は無料。
 今後、同課職員が滞納者の自宅などを捜索。動産を差し押さえた場合は5月に最初の出品を行う予定で、「毅然とした態度で臨みたい」(同課)としている。
 同課によると、赤穂市の平成18年度の徴収率は98・9パーセント。2年連続で県下29市中トップの率を挙げているものの、まだ約9億4400万円の滞納繰越があるという。

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