赤穂民報
コラム【陣太鼓】“県境なき地域活性”に期待(11月13日)
▽“県境なき地域活性化”に取り組んでいる若手商工業者グループ「地域青年義連 士〜SAMURAI〜」(矢野英樹会長)から、「オリーブの新漬け」の試作品をいただいた
▽小豆島では学校給食に出るほどポピュラーな食べ物だが、これまでと異なる点は漬け込む塩が赤穂産で、容器が備前焼であること。まさに“県境を越えた一品”だ
▽「人と情報の玄関口になろう」と今年7月に発足した同グループには赤穂、上郡、備前、小豆島の有志約50人が名を連ねる。志を持つ者同士の出会いや交流が、まちおこしアイデアの宝庫となりつつある
▽試作品は通常品よりも味がまろやか。仕込み水を備前焼のかめで浄化し、さらにまろやかさを引き出す工夫も検討中という
▽摘み立ての新鮮な実しか使わない「オリーブの新漬け」は毎年10月10日が解禁日。来秋に発売されるころには新漬けの味と同様、地域間の交流も一層融合が進んでいることだろう
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