赤穂民報

“善意の古着”現地代表に目録(11月23日)

 フィリピンの路上生活児に贈ろうと、古着回収活動を行った関西福祉大の学生グループ「Big Family」(山崎由香里代表)が23日、来日したNGO関係者に子ども服2590点の目録を贈呈した。
 同大は今年2月、学生とOBらがフィリピンで7泊8日のボランティア研修を実施。貧困で着るものもままならないストリートチルドレンの現状を知った学生らが帰国後、市民の協力で古着を集め、夏休み返上で仕分けした。
 学生たちの研修を受け入れたストリートチルドレン保護団体「カンルンガン サ エルマ」のコンスエロM・バルベロ氏が同大の公開講演会に講師として来校。目録を受け取った同氏は「あなたたちの活動に心が打たれた。いただいた衣服は多くの子どもたちに行き渡ることでしょう。協力してくれた学生、市民、すべてのみなさんに感謝します」と謝辞を述べた。
 古着は今月12日に船便で発送。クリスマスのころにフィリピンに届く予定だ。
 同大の公開講演会は来年1月まで月1回行われる。聴講無料。日程と内容は次のとおり。
 ▽12月9日(木)14時半=「心の才能を伸ばす〜愛があるなら叱りなさい〜」井村雅代氏(北京オリンピック・シンクロナイズドスイミング中国代表ヘッドコーチ)
 ▽1月17日(月)14時40分=「地域における医療・看護・福祉の協働について」邉見公雄氏(赤穂市民病院名誉院長)

(古着の目録をバルベロ氏に贈呈する関西福祉大生)

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