赤穂民報
“光の天守閣”も出現 赤穂義士祭(12月9日)
「いつの世も絶えることなき義士魂」をテーマに12月14日(火)、「第107回赤穂義士祭」が開催される。昨年に続き、ラジオなどでおなじみの浜村淳さんがパレードを実況。大衆演劇「都劇団」座長の都若丸さんも来穂し、祭りに華を添える。
午前10時、赤穂城大手門前で原小学校児童による太鼓演奏でオープニング。市内小学校の金管バンドを先頭に総勢約1600人の「忠臣蔵パレード」が出発し、「義士娘人力道中」「こども義士行列」などが続く。メーンの「義士行列」は午後1時35分ごろ、大手門を出て2時50分ごろ本部前に到着する予定。
浜村淳さんのアナウンスは駅前通りの本部で午後1時半ごろから始まる。都若丸さんは東映剣会の殺陣にゲスト出演。「忠臣蔵名場面の山車」には元阪神タイガース選手の上坂太一郎さんが神崎与五郎役で登場する。
武家屋敷公園では午前10時から「忠臣蔵交流物産市」。忠臣蔵ゆかりと近隣の約20市町から「牛串焼き」(米沢市)「赤馬最中」(吉良町)「かに雑炊」(豊岡市)など名物、特産品が集まる。
13日(月)は「義士追慕の前夜祭」と題し、午後5時から花岳寺、大石神社を計2000基の灯籠、ろうそく、行燈でライトアップ。松区自治会は花岳寺門前広場から赤穂城跡まで灯籠行列を繰り出す。赤穂城跡本丸ではLED電球約3万個で五層の城をかたどった「光の天守閣」を灯し、大石内蔵助の好物にちなんだ「ニラそば雑炊」を販売する。
問合せは「赤穂義士祭奉賛会」Tel43・6839(市観光商工課内)。その他の主な関連イベントは次のとおり。
〔13日〕
▽竹あかりのおもてなし(花岳寺門前広場、午後5時)=竹あかりと高張提灯でライトアップ。大石内蔵助の好物と伝えられる「ニラ雑炊」を無料でふるまう
▽追慕寄席(花岳寺、午後5時半)=東京から赤穂まで「忠臣蔵ラン」約700キロを走破した落語家の三遊亭楽松さんが出演。無料
▽近隣ご当地グルメ合戦(本丸門前、午後5時)=播州赤穂塩ラーメン、円心モロどん(上郡町・モロヘイヤ入りうどん)、ちんめいだこまん(備前市・イイダコ入り肉まん)、島愛バーガー(小豆島・創作そうめんバーガー)など各地自慢のメニューが集合。「地域青年義連 士」が企画
〔14日〕
▽義士祭スタンプラリー=本部など3カ所のスタンプを集めて物産市会場へゴールした先着1000人に赤穂の塩と抽選券を進呈。抽選でホテル宿泊券、お食事券など豪華賞品をプレゼント
▽庭園特別公開・屋形船遊覧(赤穂城跡二之丸、午前10時〜午後3時)
(試験点灯された天守閣イルミネーション。13日・14日の午後5時半〜9時に点灯される=写真提供・赤穂市)
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