赤穂民報

赤穂でも“タイガーマスク”がランドセル(1月10日)

 加里屋中洲の赤穂警察署に1月10日午前10時40分ごろ、「署の玄関先にランドセルを置いた」と匿名の電話があり、署員が確認したところ、箱入りのランドセル4個が見つかった。漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る手紙が添えられており、昨年末以降、全国で相次いでいる善意の寄贈にならったものとみられる。
 置かれていたランドセルは黒とピンク各2個で、いずれも新品とみられる。一つずつ箱が包装され、表面に「お年玉 伊達直人」と筆書きした紅白ののし紙。玄関に向かって右側の駐車スペースに4箱並んでいた。午前9時半の巡回時はなかったという。
 手紙はA4判の紙にワープロ打ちで、「わずかばかりで恐縮ですが、ささやかな贈り物をさせていただきました」などのメッセージ。同署の話では、電話の主は「50〜60歳ぐらいの男性」で、「養護施設等に持って行きたかったが、場所がわからなかったので警察から渡してほしい」といった内容だったという。
 同署は取り扱いについて県警本部と協議中。もし、「公務拾得物」となった場合は3カ月間保管し、期限までに“落とし主”が現れなければ売却処分されるという。同署は「本人から直接、希望先に寄贈してほしい。まずは名乗り出て」と話している。
 「伊達直人」は漫画「タイガーマスク」の主人公。プロレスラーであることを隠したまま、自身が幼少期を過ごした孤児院を援助する青年として描かれている。

(「伊達直人」名義で置かれていたランドセル)

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