赤穂民報
【読者の声】市からカレンダー2冊は不要(4月19日)
昨年暮れに「赤穂市人権カレンダー」が1世帯に1部ずつ配布されました。入賞作品の掲載を銘打っていましたが、作品よりもカレンダーが主でした。そして先月には「赤穂市健康カレンダー」が各世帯に配られました。1年に2部のカレンダーは必要なく、もったいないと思います。いずれも税金を使っているものではないのですか。(一市民)
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人権カレンダーは平成20年1月〜12月分でカラー16ページ。平成19年度の人権作文、ポスターなどコンクール入賞作が掲載されている。担当の市民対話室によると、前年までは入賞作品をまとめた冊子で配布していたが、「より市民の目に触れるように」とカレンダー形式に移行した。1万7500部発行し、昨年12月の広報と同時に各世帯に配布。印刷経費は50万円。
一方、健康カレンダーは約20年前から毎年発行。今年も1万8000部印刷し、3月の広報といっしょに各世帯に配布した。4月から来年3月までの月別カレンダーに保健センターの健診日程、健康衛生についての情報などを掲載したカラー32ページ。市民課国保年金係によると、印刷経費は約113万円。
「市から2つのカレンダーは不要では」との読者意見には「人権への意識を高めてもらうために必要」(市民対話室)「病気予防への知識と意識を高めてもらうために必要」(保健センター)とどちらの担当者も必要性を主張している。
保健センターによると、健康カレンダーについては、「ゴミ収集日ポスターと合体してほしい」との要望が市民から寄せられたが、「収集日が地区によって異なるので難しい」と見送った経緯がある。
人権カレンダーについては「ポスター型にする案も出たが、書き込みができるタイプの方が使ってもらえる」と予測したといい、健康カレンダーとの統合は検討していなかった。
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赤穂民報より
本紙が「一つに統合できないか」と提案しましたが、「見にくくなって使いづらくなりそう」(市民対話室)「掲載している情報量が多く、物理的に難しい」(保健センター)とのことでした。
それぞれに目的があってのことですし、実際に活用している市民もあるでしょうから、一概に「不要」とは言えませんが、費用と効果をよく考えた上で実施してほしいと考えます。
ところで、健康カレンダーについてですが、目的が「健診日程と健康衛生情報の周知」であるならば、健診日は該当者に直接はがきで通知し、健康衛生情報は毎月の広報に掲載してはどうでしょうか。その方が低コストでほぼ同じ効果を得られると思います。
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