赤穂民報

夜店の盛り上げにアイデア募集(4月19日)

 赤穂の夏の風物詩「土曜夜店」にかつてのにぎわいを取り戻そうと、主催の花岳寺通商店街(尾上友宏会長)が夜店を盛り上げるためのアイデアを市民から募集している。
 同商店街の夜店は30年ほど前までは6月からお盆までの1と6が付く日に開かれ、「一六夜店(いちろくよみせ)」の呼び名で親しまれた。最も多かったころには30軒近い露店が立ち並び、店内も人が多く、通りはまさに芋の子を洗うようなにぎわいがあったという。
 しかし、少子化の影響などもあって年々人出が減少。土曜日の週1回とし、開催期間も7月までに短縮された。露店の数も最盛期の半数程度になった。商店街自体も店舗数減少、経営者の高齢化が進み、「いつまで存続できるかどうかわからない」との声も聞かれる。
 とはいえ、明るい材料もある。5年ほど前からは関西福祉大の学生が地域活性化の事例研究を兼ねて夜店運営に協力。流しそうめん、子ども向けゲームなどを企画し、盛り上げに一役買っている。また、平成18年から7月上旬に実施されている「赤穂元禄ゆかたまつり」が夜店と同日開催され、「風情がある」と来場者から好評だ。
 「魅力のある夜店にして、昔のようなにぎわいを復活させたい」と尾上会長。「音楽、文化、スポーツなどジャンルを問わず、幅広くアイデアや知恵を提供してもらえれば」と話している。
 4月末まで募集。また、運営全体について話し合う準備会議のボランティアメンバーも募集している。初回は4月28日(木)午後7時から加里屋まちづくり会館。問合せは電話42・2705(ともや手芸店)まで。

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