赤穂民報
沖田遺跡公園の15周年祝う(4月23日)
「東有年・沖田遺跡公園」の開園15周年記念行事が23日に有年小学校の体育館であり、地域住民をはじめ約170人が参加。地元の子どもたちの歌や踊りで節目を祝った。
有年小の2年生以上63人が貫頭衣で古代人に扮し、「有年っ子音頭」を舞踊。手に持った鳴子を大きく振りながら元気よく踊った。有年幼園児12人は来場者の手拍子に合わせてかわいい歌を披露した。
西有年の雅楽グループ「西龍会」(河本幸夫代表)も出演。メンバー4人が竜笛(りゅうてき)篳篥(ひちりき)で「越天楽」など3曲を奏でた。赤穂市文化財保護連絡員の本田勝一さん=西有年=が地元に伝わる昔話「鯰峠」を紹介。会場の一角に同遺跡で発掘された土馬や縄文土器など11点を展示した。
あいにくの雨のため、同公園から会場を変更。屋根の修繕工事が完了した竪穴式住居の見学は中止になった。6年生の寺内素子さん(11)は「天気のよい日に見に行きます。遺跡はこれからも大切にしたい」と話していた。
同遺跡は平成4年に県指定文化財となり、同8年に弥生時代後期と古墳時代後期の竪穴式住居など6棟を復元し、公園として整備された。
(有年小体育館で行われた東有年・沖田遺跡公園15周年記念行事)
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