赤穂民報

防災フェアで意識向上(5月29日)

 子どもにも災害時の対処について意識を高めてもらおうと、小学生向けの体験コーナーを集めた「赤穂市消防・防災フェア」が29日、加里屋の市防災センターで開かれた。
 火災を再現した部屋から脱出する煙体験、洪水体験など約10種類のコーナーを企画。小学生の親子を中心に約250人が来場した。
 「がんばれ! ちびっこレンジャー部隊」は、オレンジ色の救助服を着用した子どもたちが地上1・5メートルに張ったロープにまたがり、腕の力だけで前進する「セーラー渡過」を体験。救助体験では角材を使ったてこの原理で軽自動車の下敷きになった人形を救け出した。
 尾崎の山野空さん(9)は「私の力でも人を助けられることがわかった。きょう覚えたことは忘れないようにしたい」と話していた。

(体験型コーナーで災害対処の意識を高めた「消防・防災フェア」)

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