赤穂民報
なぜ草や木が生えたの?(6月4日)
もし、あなたが自分の孫に「なぜ草や木が生えたの?」と問われたらどう答えますか。その答えをバングラデシュの絵本にみつけました。
地球には「土」と「氷」とそして「火」の三人の神が住んでいたようです。
ある時、土の神が火の神のおどりにひきこまれて、氷の神とのしあわせなくらしを忘れたそうです。
氷の神は空気となって空高くのぼっていきました。すると大地はかわき、ひびわれ、いのちを生み出すこともできなくなりました。
空の氷の神は土の神がかわいそうになり、雨をふらしてやったそうです。やがて大地はもとの緑ゆたかな地球がもどったとか…。
この物語が、ガンジス川の下流にあって毎年のように水害にみまわれた地で生まれたことに驚きを感じます。
バングラデシュの人々の水に対する思いの深も感じました。
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「地球が緑になったわけ」○文・絵/ナイマ・ハク○訳/本山央子○かたつむり文庫(蝸牛社)
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。TEL49・2089。
(「地球が緑になったわけ」 ○文・絵/ナイマ・ハク ○訳/本山央子 ○かたつむり文庫(蝸牛社))
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