赤穂民報

自粛の余剰金を復興支援金に(6月8日)

 赤穂市議会の平成23年第2回定例会は10日から始まる。「市民の夕べ」の開催自粛によって余剰する補助金を災害復興支援金として拠出することを含む今年度一般会計補正予算案などが上程される。支援金の送り先として、姉妹都市の笠間市(茨城県)、義士親善友好都市の一関市(岩手県)、職員を支援派遣した気仙沼市と石巻市(宮城県)の4市を選定し、各600万円を贈る計画。市は「花火大会や夏祭りなど被災地でのイベントや復興支援に使っていただきたい」としている。
 市は「市民の夕べ」の補助金として2470万円を計上していたが、主催団体の「赤穂市まちづくり振興協会」が先月、「開催について市民の理解が得られにくい」などの理由で自粛を決定。市は警備計画作成などですでに予算執行された分を差し引いた2445万円について、「特に赤穂市と関係の深い4市」へ贈り、残りの45万円も復興支援費に充てる補正予算案を組んだ。
 市によると、気仙沼市以外の3市は夏祭りを開催する方針。気仙沼市も中止決定した花火大会に代わるイベントの検討を進めているという。豆田正明市長は「被災県への義援金にする案も考えたが、より即効性のある方法を選んだ。被災地域のみなさんが復興に向けて元気を取り戻す一助になれば」としている。
 第2回定例会の会期は6月29日(水)までの20日間。開催日程は次のとおり。いずれも午前9時半開会。
 ▽10日(金)=本会議(説明)
 ▽13日(月)=本会議(質疑、委員会付託)
 ▽14日(火)=民生生活委員会
 ▽16日(木)=建設水道委員会
 ▽17日(金)=総務文教委員会
 ▽27日(月)=本会議(一般質問)
 ▽28日(火)=本会議(一般質問、委員長報告、質疑、討論、表決)
 ▽29日(水)=予備日

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