赤穂民報

愉快な子育ての絵本(6月11日)

 子育てについていろいろ教えられてはきましたが、これだけユニークでユーモラスな考え方に出会ったことはありません。
 子どもは全力で汗をかき、べそをかきながら成長するものです。この成長の過程を「ハゲタカ」、「リュウ」、「ゾウ」、「イボイノシシ」などになぞらえてママやパパの困惑ぶりをみごとに表現しています。
 そのような発想はどこから生まれてくるのでしょうか…。その奥底は、人生をどう考えるかというところに起因しているようです。
 今日の社会では将来に不安を感じ、ついつい暗い人生観をもつようになり、子どもを不幸にしてしまうことが多々あります。
 「じんせいってびっくりつづき」であると受けとめ、明るく生きていきたいものです。
 そんな思いにしてくれる絵本です。
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『ザガズー〜じんせいってびっくりつづき』○作/クエンティン・ブレイク○訳/谷川俊太郎○好学社
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。TEL49・2089。

(『ザガズー〜じんせいってびっくりつづき』 ○作/クエンティン・ブレイク ○訳/谷川俊太郎 ○好学社)

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