赤穂民報

サファイヤとルビーの瞳を持つネコ(5月2日)

 「うちで飼っているネコは変わっているんです」と鷆和の井上三郎さん(61)好子さん(72)夫妻が本紙に知らせてくれた。
 「変わっている」のは白ネコ(メス1歳)の「目の色」。普段はサファイヤのように澄んだ青だが、暗所では一転、真っ赤なルビー色に変化する。
 井上さん夫妻は「これまでに約50匹を世話した」という近所でも有名なネコ好きで今も自宅で10匹を飼っている。
 白ネコは、8年ほど前に好子さんが備前で拾ってきた茶トラの子。昨春に生まれた4兄妹のうち他の3匹は知人に譲ったが、「白くてきれい」と気に入り、1匹だけ手元に残した。
 瞳の色の変化は生まれてすぐに気付いた。珍しさから、「10万円で譲ってほしい」と知り合いから頼まれたこともあるが、すでに愛着があり断ったという。
 「たくさんのネコを見てきたが、目の色が変わるのは初めて」と好子さん。現在、初仔を身ごもっており、「どんな瞳の色をした子が生まれてくるのでしょうね」と楽しみにしている。
 赤穂動物病院の福井孝夫院長(44)によると、ネコの眼の色は網膜の後ろにある「タペタム」という光の反射層の色により、「赤色は珍しくない」とのこと。
 明暗によって色が変化することについては、「暗所で瞳孔が拡大し、普段見えているブルーの虹彩が覆われ、赤いタペタムの反射光が見えているのだろう」と話している。

(暗所で眼が赤く光るネコ)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer