赤穂民報
洗練された響き、国際音楽祭が開幕(7月2日)
赤穂ゆかりのバイオリニスト、樫本大進さんらが出演する「赤穂国際音楽祭〜ル・ポン2011」が1日のチャリティコンサートで開幕。来場者約850人が洗練されたハーモニーに耳を澄ませた。中広の市文化会館(ハーモニーホール)で4日(月)まで開かれる。
チャリティコンサートは、東日本大震災の被災地支援を目的に樫本氏の提案で実現した。招待客向け公演を一般客来場可とし、樫本さんをはじめ6人の演奏家がラヴェルやシューマンなど3曲を披露。観客は優雅な音色に酔いしれ、演奏後は客席の拍手が鳴り止まなかった。公演後は出演者らが箱を手にホール出口で募金を呼びかけた。
平成19年から隔年で行われている同音楽祭は今回で3回目。樫本さんが昨年、世界有数の管弦楽団、ベルリンフィルハーモニーの第一コンサートマスターに正式就任したこともあり、期待が高まっていた。
過去2回の音楽祭にも足を運んだという御崎の田渕隆夫さん(69)=自営=は「今回も指折り数えて待っていました。CDで聞くのと違い、体全体に音が響いてきました」と満足そうだった。
チケットは2日、3日公演はすでに完売。4日(月)の最終日のみ残席あり。入場料は1000円(全席指定)。問合せは同会館TEL43・5111。
(赤穂国際音楽祭の演奏の様子)
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