赤穂民報
コラム【陣太鼓】当たり前の学校を取り戻そう(7月9日)
▼万引き、喫煙、暴力、傷害。赤穂市内の複数の中学校で次々と明らかになる犯罪や非行。集団に強要されたけんかで一方の生徒が骨折したことについて、ある市教委幹部は「生徒間の感情のもつれによるものと聞いている」と話した
▼とても現実を直視しているとは思えない。「人をあやめたわけではない」「少年期特有の心の揺れである」との見解も聞かれた。“寛容”といえば聞こえはいいが、厳しさが伴わなければ、単なる“甘やかし”である
▼被害に遭った生徒はもちろんだが、学校やクラスの異常な状態に不安や恐怖、失望を抱えたまま登校している生徒や、そんな場に我が子を送り出している親の気持ちを思うと、一刻も早く状況を正したい
▼教わる側にとっては3年間しかない中学校生活。今、愚行からの訣別を断固として誓わなければ、生徒たちの貴重な青春時代は一日、また一日と失われていく
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