赤穂民報

グラスに広がる忠臣蔵の世界(11月30日)

 忠臣蔵をイメージしたオリジナルカクテルを義士ファンのバーテンダーが考案した。浅野内匠頭の辞世を連想させる淡い桜色で、トッピングにもストーリー性を散りばめた渾身作。“ご当地カクテル”として話題を呼びそうだ。
 加里屋中央通りでショットバー「ティム ショール」を経営する小原行雄さん(40)。「“討ち入り”をモチーフにしたカクテルを飲みたい」という客からのリクエストをきっかけにレシピを作った。
 桜のリキュールをベースに柑橘系ジュースとシェイクし、桜花の塩漬け、松葉(松の廊下)、円形のレモンピール(大石内蔵助の辞世)をトッピング。グラスを縁取る赤穂塩は討ち入り時の雪を演出し、カクテルピンで貫いたチェリーで不変の忠義魂を表した。仕上げに散らす金箔には「主君のために命を懸けた義士への賞賛」を込めている。
 「忠臣蔵カクテル」と名付けた一杯は、色鮮やかで桜の風味が香る大人の甘さ。「お酒があまり強くない人や女性にも味わってほしい」とアルコール度数は10度未満に抑えた。
 「自分なりの義士への思いを存分に織り込んだ。グラスの中に広がる忠臣蔵ロマンを味わってもらえれば」と小原さん。「いずれは義士一人一人にちなんだ“四十七士カクテル”を揃えたい」とも話している。
 一杯1200円。12月中は1000円で提供する。午後7時から営業。不定休。TEL42・6220。

(義士への思いを一杯に込めた「忠臣蔵カクテル」)

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