赤穂民報

坂越で手描き友禅の遺作展(2月9日)

 生前に趣味の手描き友禅に打ち込んだ女性の遺作展が坂越の旧坂越浦会所で開かれている。布地に植物、鳥などを繊細に描いた力作が並んでいる。
 「手描き友禅展−加藤知子の傑作−」。三重県津市から坂越の歯科医に嫁いだ加藤さんは平成2年ごろ、中央公民館の友禅サークルに入会。6年前に71歳で亡くなるまで創作に励み、友人や知人に作品を贈ることを喜びとしたという。
 友禅の制作は下絵描き、糸目引き、色挿しなどいくつもの工程が必要で一つの作品を仕上げるのに相当な手間がかかる。長男の了嗣さん(51)によると、加藤さんはサークル展以外に自分の作品を出品したことはなかったといい、「母にとっては初めての個展。作品を見てもらえることで、きっと喜んでいるはず」と話していた。
 鶴や花を描いた色紙大の作品から、縦40センチ、横80センチほどの大判まで多彩な約50点。3月5日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。TEL48・7755。

(展示されている手描き友禅の一つ)

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