赤穂民報

「かき日本一決定戦」で総合4位(4月10日)

 殻付き生カキのグランプリを決める国内初の品評会「かき日本一決定戦」で、坂越の「かましま水産」が出品した高級銘柄「さこし忠臣蔵」が総合4位に入賞。10日に主催者が表彰のために来穂し、市役所で鎌島宏文社長(51)に表彰状が贈呈された。
 1日に東京都内で開催された品評会には、全国に約2900あるカキ養殖団体の中から11団体がノミネートされた。産地やブランド名がわからない状態で日本オイスター協会認定の審査員55人が試食し、味、食感、デザインなど8項目を各10点満点で採点。全員の合計点数で総合順位を決めたほか、部門別でも優劣を付けた。
 「さこし忠臣蔵」は、一旦水揚げしたカキを良形のものだけ選別して再び海で育てる「活かし込み」を3回以上繰り返す。「1000個のうち2〜3個」(鎌島社長)という最高級品で高級料亭やホテルなどに出荷される。品評会では、生産方法の独自性や工夫を評価する「オリジナリティ部門」で1位、「味部門」で3位など、5つあるすべての部門でベスト5入り。総合得点は2386・8点で4位となった。2位とのポイント差は6・9点、3位とはわずか2・5点の僅差で、優勝は2409・4点をマークした長崎県・小長井町漁協の「華漣」だった。
 贈呈式は市長室で行われ、佐藤言也実行委員長が鎌島社長へ表彰状を授与。その場で豆田正明市長に受賞を報告した。秀逸ブランドが集まった中での高評価に鎌島社長は「少しでも赤穂の名を広めることに役立てたのなら、とてもうれしい」と喜びを語り、「これからも、とことん質にこだわったカキを育てたい」と意欲を新たにしている。

(「かき日本一決定戦」で総合4位に入賞した「さこし忠臣蔵」)

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