赤穂民報

イランの絵本(4月21日)

 「詩の国イランの絵本」という5冊のシリーズ絵本が出版され、そのうちの一冊に心をひかれました。
 チビカエルのおなかはぺこぺこです。どうやって食べ物にありついたらよいか、わかりません。シカやキリンに教わって草を食べてみましたが、おいしくありません。
 ヘビに追いかけられ、ライオンやスズメにも会いました。チビカエルは、いつになったらおいしい物が食べられるのでしょうか…ね。
 絵は、なんともユニークで、ついつい笑いを誘う表現です。最近、きなくさいニュースが聞こえてくるイラン情勢と絵本に描かれている世界がどう考えても結びつきません。
 ひょっとすると、この絵本はペルシアといわれていた昔から伝わってきたのかもしれません。イランの子どもたちは、どんな気持ちで、どんな絵本を読んでいるのかな。そんなことを考えながらページをめくりました。
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 『ごらん、ごらん、こうやって』○文/カーンビーズ・カーカーヴァンド○絵/モルテザー・ザーヘディ○訳/愛甲恵子○ブルース・インターアクションズ
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。TEL49・2089。

(『ごらん、ごらん、こうやって』 ○文/カーンビーズ・カーカーヴァンド ○絵/モルテザー・ザーヘディ ○訳/愛甲恵子 ○ブルース・インターアクションズ)

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