赤穂民報
作家の人柄にも触れた手づくり市(5月21日)
多彩な分野のものづくり作家が集い、作品を展示即売する「第1回赤穂大石神社手づくり市」が19日と20日に開かれ、2日間で約5000人の人出でにぎわった。
会場となった同神社駐車場に木工、ガラス細工、革製品など32ブースが出店。アルパカの毛で編んだセーター、銅製雑貨など幅広いジャンルの作品が集まった。ほとんどの店で作家本人が接客。そこかしこで美術談義に花が咲いた。
青磁や焼締めの陶器を出品した京都府綴喜郡の陶芸家、北川宏幸さん(56)は「赤穂は目の肥えたお客さんが多い印象。会話がかみ合う」と丁寧に作品を説明。友人を誘って来場したさつき町の主婦、佐井枝里子さん(33)は「どのブースもレベルの高い品物が並んでいて、作家さんのセンスを感じます」とゆっくりと会場を見て回っていた。
主催した「KOBE CRAFT」の菅野格(ただし)代表(33)は「2日間とも盛況で、手作り品のよさを感じてもらえたのでは」と話していた。
(作家と客との会話もはずんだ「手づくり市」)
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