赤穂民報

年間観光客数、9年ぶりに150万人下回る(5月23日)

 平成22年度中に赤穂市を訪れた観光客データの調査報告書がこのほどまとまった。年間観光客数は前年度から10・7万人減って147・1万人(6・8%減)で、平成13年度以来9年ぶりに150万人を割り込んだ。市産業観光課によると、23年度(速報値)はさらに減って143・3万人。昭和55年度以来となる3年連続の減少という。
 今回から調査対象の規定を「年間入込客数1万人以上、または特定月5000人以上」とする国の共通基準に変更(従来は年間1000人以上)。それにより、▽坂越まち並み館(約9000人)▽みかん刈り(約4000人)などが対象から外れ、市内の調査地点は94カ所から65カ所に減った。
 基準変更による影響は「約9万5000人」(同課)。したがって、旧基準による比較でも前年度からマイナスとなった。「22年度は姫路城が本格改修に入り、23年度は震災の影響を受けた。そんな中、落ち込みを最小限に食い止めている」と同課。「特産のカキが観光資源に育ったことや、宿泊客が前年度よりも増えたことなど明るい材料もある。努力すれば再び観光客を増やせるはず」と話している。

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