赤穂民報
からすのカーさん へびたいじ(6月9日)
どちらかというと、カラスもヘビも人々から嫌がられる動物ですね。それだけに何だか気になって手に取りました。
カラス夫妻は怠け者のガラガラヘビに卵を盗まれて困っていました。そこで、フクロウに相談してニセモノの卵を作り、ガラガラヘビをやっつけるという物語です。これに似たような話を幼い頃にお年寄りから教えられたのを思い出し、親近感を覚えました。
著者はイギリスの小説家で批評家、エッセイストとしても名高いオールダス・ハクスリーです。散歩中に当時5歳だった姪に語り聞かせた話だそうです。
彼は姪に何を伝えたかったのでしょうか。多くの課題を示唆してくれる絵本です。一度手にしてみてください。
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『からすのカーさん へびたいじ』○文/オールダス・ハクスリー○画/バーバラ・クーニー○訳/じんぐうてるお○冨山房
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。TEL49・2089。
(『からすのカーさん へびたいじ』 ○文/オールダス・ハクスリー ○画/バーバラ・クーニー ○訳/じんぐうてるお ○冨山房)
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