赤穂民報

開館20周年、歌声で祝う(6月11日)

 平成4年に開館した赤穂市文化会館(ハーモニーホール)の開館20周年を祝う記念演奏会が10日、中広の同館大ホールであり、公募結成した合唱団が調和のある歌声を響かせた。
 「ハーモニー開館20周年記念合唱団」(野村勝美団長)はコーラス経験者を集めて昨年11月に結成。“合唱のまち赤穂”にふさわしい公演を披露しようと、週1回の練習でハーモニーに磨きをかけてきた。
 晴れのステージには13歳から79歳まで125人が登壇した。男性は黒スーツに蝶ネクタイ、女性は白ブラウスに黒スカートで統一。神戸市室内合奏団の演奏に合わせ、赤穂ゆかりの組曲「わが千種川」、東日本大震災の犠牲者を悼む気持ちを込めてフォーレの「レクイエム」をラテン語で合唱した。約760人が来場した客席から一斉に拍手が沸き起こり、出演者全員が退場するまで鳴り止まなかった。
 アルトを担当した赤穂中コーラス部3年の横山晴香さん(15)=山手町=は「こんなに大きな拍手をもらったのは初めて。練習してきたことをすべて出し切れました」と晴れやかな表情。客席で演奏に耳を傾けた上郡町の中井理子さん(42)は「歌詞の意味は分からなくても、心に訴えかけてくるものがあった」と余韻に浸っていた。

(開館20周年を記念してハーモニーホール大ホールで行われた演奏会)

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