赤穂民報

愛犬家ら「わんわんパト隊」(7月7日)

 迷惑な犬のフン放置をなくそうと、元禄橋町自治会(亀井義明会長、410世帯)は、オレンジ色のバンダナでエチケット遵守を呼び掛ける愛犬家の自主組織「赤穂元禄わんわんパトロール隊」を発足させる。メンバーたちは「散歩を楽しみながら、明るく爽やかにマナー向上の輪を広げよう」と呼び掛け合っている。
 同自治会のエリアには海浜公園と東浜公園をつなぐ遊歩道が整備され、人気の散歩スポット。朝夕にはペットを連れて歩く姿が多く見受けられ、自治会エリア外から訪れる人も多いという。
 問題はフンを持ち帰らない飼い主の存在。朝起きると家の前に不始末のまま残されていたり、誤って踏みつけた幼児が転倒したりするなど地域住民にとって悩みの種となっている。遊歩道沿いに注意を呼び掛ける看板が10枚以上設置されているが、一掃には至っていない。
 パトロール隊は「違反者を減らす」のではなく、「マナーを守る人を増やす」ことに着目した。“任務”は散歩時に隊員の証となるタスキ(飼い主)とバンダナ(ペット)を着用することのみ。回覧板と街頭でのチラシ配布でメンバーを募集したところ、これまでに15人が集まった。
 生後9カ月の柴犬を飼っている主婦の川井真奈美さん(51)は「気持ちよく散歩できる環境づくりに役立つのなら」と志願。自治会員以外も「特別会員」として参加できる規約で、朝日町の佐藤正明さん(64)は「自分にも協力できそう」と2歳のチワワを連れて加わる。
 7月8日(日)午前9時から御崎第一公園で結成式。今後も入隊を随時受け付けるといい、「少しずつ賛同者を増やし、注意看板がなくてもマナーが守られる散歩道になれば」と事務局長の濱口義信・自治会副会長(63)。「環境美化だけでなく、地域の見守り活動にも役立てたい」と話している。入隊無料。問合せはTEL42・4631(濱口さん)。

(マナー遵守を呼び掛けようと「赤穂元禄わんわんパトロール隊」を結成する愛犬家のみなさん)

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