赤穂民報

FC設立半月で映画ロケ誘致に成功(6月17日)

 映画やCMの撮影誘致でまちの活性化につなげようと、今月2日に発足した「播州赤穂フィルムコミッション(BAFC)」が早くも最初のロケ誘致に成功した。17日には制作会社と打ち合わせを行い、撮影シーンの数や支援体制などを大枠で合意。この他にも映画会社などから複数の問い合わせが舞い込んでおり、「しっかり支援して実績を作りたい」と盛り上がっている。
 赤穂をロケ地に選んだのは姫路市飾西の制作会社「ZEROプロダクション」が来夏に公開を予定している映画「DREAD」。心の病を抱える若い女性を主人公に人とのふれあいを描く作品で、海辺のロケ地を探していた橋本太郎監督(38)が赤穂にフィルムコミッションが発足したことを知り、すぐに電話をかけた。
 同社は「市民の力で感動を生み出そう」と平成16年から毎年1作品ずつ公募出演による“地元産”ドラマを制作。今回も総勢500人を超える出演者のうち、主演女優をはじめ95%はオーディションで公募するという。
 17日の打ち合わせには橋本監督も同席。BAFCがロケ候補地の情報を提供するなど支援し、全部で150場面ある撮影シーンの少なくとも半分を赤穂市内で収録することで合意した。
 「海の家がある浜辺などイメージに合ったロケ地を紹介して」と橋本監督。BAFCの山本慎吾事務局長は「市民のみなさんから寄せられた情報をうまく活かして期待に応えたい」と話している。
 BAFCはロケ地情報提供やエキストラ出演などに協力する市民会員を募集中。住所、氏名、年齢、電話番号、至急連絡先(携帯電話またはメール)を明記し、〒678・0256、赤穂市鷆和92の7、山商内「播州赤穂フィルムコミッション事務局」(Tel43・8299)まで郵送すればよい。

(「映画づくりでまちの活性化を」と手を結んだ橋本太郎監督(右)と矢野英樹・BAFC会長)

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