赤穂民報
月夜の晩(10月27日)
パプアニューギニアのマーロン・クエリナドさんは、ふるさとの村のくらしを絵にして後世に伝えようとしています。
満月の夜、おじいさんが子どもたちに語りかける昔話の絵は、墨一色ですが、おじいさんと子どもの顔が浮かんでくるような絵です。この夜に聞かされた昔話は、子どもたちの心にいつまでも残ることでしょう。
私も祖父から多くの昔話を聞きました。祖父と野山を歩きながらであったり、わら仕事の手を休めたときであったり。昔話は暮らしに密着していたのです。
さて、祖父から教わった話を孫たちにどう伝えようかとあれこれ考えているのですが、なかなか妙案はみつかりません。
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『森の暮らしの記憶』○絵・文/マーロン・クエリナド○訳/清水靖子○自由国民社
(『森の暮らしの記憶』 ○絵・文/マーロン・クエリナド ○訳/清水靖子 ○自由国民社)
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