赤穂民報

“新黄金旅路”に赤穂をPR(10月28日)

 海外旅行者が急増している中国人向けに新たな周遊ルートをアピールしようと、中国から旅行会社の企画担当者を招いた視察ツアーがあり、一行が26日に赤穂御崎温泉に宿泊した。
 中国人旅行者の間では近年、大阪から東京へ移動しながら京都、富士山、秋葉原などを巡る旅程が人気を集め、「ゴールデンルート」と呼ばれている。ツアーは「福岡−大阪間を“新ゴールデンルート”に」との狙いで兵庫、岡山、広島各県と中国運輸局が共同で企画。上海、広州などにある旅行代理店4社を6泊7日の日程で招へいした。
 22日に空路で福岡入りした一行は広島、岡山で2泊ずつして26日に来穂。赤穂海浜公園にある海洋科学館で塩づくり体験を楽しみ、「銀波荘」に宿泊した。大浴場から夕日の眺めを満喫し、鯛の塩がま焼きなど名物料理に舌鼓。翌日は赤穂城跡を観光した。
 尖閣諸島を巡り、良好とはいえない両国関係だが、深〓(しんせん、〓は土ヘンに川)の旅行会社で日本部門のマネージャーを務める何雅雲さん(46)は「温泉、海鮮が大好きな中国人にとって日本が魅力のある旅行先であることに変わりはない。赤穂は神戸にも近く、ツアーに組み込めそう」と好印象を持ったようす。応対した永石一彦・市観光担当課長は「今後も海外からの観光客を呼び込めるように情報発信に努めたい」と話していた。

(塩づくり体験を楽しむ中国の旅行会社担当者たち)

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