赤穂民報

赤穂で10回目「歓喜の歌」(12月9日)

 今回で10回目を迎えた2年に一度の音楽イベント「ハーモニー第九演奏会」が9日、中広の赤穂市文化会館大ホールであり、市民合唱団がオーケストラに乗せて高らかに“歓喜の歌”を歌い上げた。
 テレマン室内オーケストラ(指揮・延原武春)の演奏で、13歳から90歳まで94人が合唱。7月の結団から毎週1回続けてきた練習の成果を調和のとれたハーモニーで披露した。
 赤穂の第九演奏会は同館の初代チーフプロデューサーだった故赤松秀幸さんが中心となり、開館2年後の平成6年に初演。赤松さんの没後も遺志は受け継がれ、合唱団は今年度、「赤穂市文化振興者賞」を受賞した。今回は赤松さんの教え子たちによって平成3年に結成された音楽グループ「Tutti(トゥッティ)」も出演。第九に先立ち、ミュージカルを演じ、約900人の観客から拍手を受けた。
 今回で5度目の参加となった加里屋の元高校教諭、松崎繁夫さん(81)は赤松さんと同級生。高校時代はともに赤穂高校音楽部で活動に励んだ仲で、「彼の情熱から始まった第九演奏会が根付いた。きっと喜んでいるはず」としみじみと語った。

(盛会だった第10回ハーモニー第九演奏会)

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