赤穂民報
日本縦断345万歩、無事帰還(12月11日)
北海道から鹿児島まで徒歩の一人旅に挑戦していた清水町の元小学教諭、司波伸作さん(60)が無事に日本縦断を達成して11日に帰穂。今年3月の定年まで勤務した坂越小学校で元教え子や保護者たち約180人が出迎えた。
司波さんは8月28日に北海道の宗谷岬を出発。リュックを背負い、一日20〜40キロを歩いて南下した。靴擦れや筋肉痛に耐えつつ距離を積み重ね、出発から102日目の今月7日、佐多岬に到着した。総距離は約2767キロだった。
帰路は新幹線を使ったが、「最後は徒歩で」と相生駅から自宅まではウオーキング。その途中で坂越小に立ち寄った。児童たちが寄せ書きしたテープに万歳しながらゴールし、お祝いの花束を贈られた。帰還を知ったOBの中学生らも続々と駆け付け、恩師を囲んだ。
全行程の推定歩数は約345万歩。「やればできるということを教えてもらった」「自分も頑張ろうという気持ちになった」との児童らの声に、「僕自身、一歩一歩前に進めば必ず目標にたどり着けると実感できた」と司波さん。「子どもたちがすばらしい旅の締めくくりをプレゼントしてくれた。かけがえのない経験になりました」と喜びを語った。
(日本縦断徒歩の旅から無事に帰還し、教え子たちに囲まれる司波伸作さん)
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