赤穂民報
おくりものはナンニモナイ(12月15日)
書店の中の絵本のコーナーの片すみでちょっと変わったタイトルの絵本を見つけました。
私たちの暮らしは、クリスマス、入園や入学、そして誕生日と、おくりものをする機会が増えました。
ムーチはなんでももっている友だちのアールにおくりものをしようと考えました。
アールがよろこぶおくりものは何だろうか?いろいろ考えましたが、悲しいかなアールの喜ぶおくりものはみつかりませんでした。
ムーチのような体験が、私にも何度かありました。
ムーチはナンニモナイから空箱をつめて、アールに贈ることにしました。
ナンニモナイ空箱をもらったアールはどう思ったでしょう。
おどろくことに、アールはムーチのおくりものを喜んで受けとったのです。
もし皆さんがこのようなことに直面したら、どうするのでしょうね・・・。
ナンニモナイおくりものは、二人をこれまでいじょうに仲良しにしたのです。
人々に贈る「感謝のプレゼント」とは何でしょうか?あらためて考えさせられました。
* * *
『おくりものはナンニモナイ』○作/パトリック・マクドネル○訳/谷川俊太郎○あすなろ書房
(『おくりものはナンニモナイ』 ○作/パトリック・マクドネル ○訳/谷川俊太郎 ○あすなろ書房)
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