赤穂民報｜目と舌で楽しめるチョコ細工

赤穂民報

目と舌で楽しめるチョコ細工（2月9日）

　チョコレートで作ったピアノやバイクなどのミニチュア細工が惣門町のケーキ店「パティスリー　ノア」の店頭に並び、２月１４日のバレンタインデーを前に注目を集めている。
　ベルギー産の高級ブランド「カレボー」を一旦溶かしてパーツに型抜き。製果技術コンクールで国内４位の経歴を持つ同店の菓子職人、末廣有康（くにやす）さん（４４）が一つ一つ丁寧に組み立てた。ギター、工具箱など約３０種類のレパートリーがあるという。
　型に流し込むときのチョコの温度は「３０度が最適」だとか。少しの高低でも風味が損なわれるため、湯煎と冷却を小刻みに繰り返して一定の温度を保つ。「見た目だけでなく、味も楽しんでもらえてこそ」（末廣さん）という職人のこだわりだ。
　ホワイトチョコで鍵盤を表現したグランドピアノは天板の光沢が美しい。同店は「限定数しかありませんが、気に入ってもらえた方に買っていただければ」と話している。ピアノ（２５０グラム）１８００円、バイク８５０円など。TEL４３・２０３１。