赤穂民報

地域防災訓練に高校生参加(2月19日)

 地域ぐるみで防災への取り組みが活発な松原町自治会(中西尚会長、195世帯)で17日、東南海・南海地震を想定した地域防災訓練があり、指定避難場所の赤穂高校までの経路を確認した。同校の生徒約30人も参加し、自助・共助の連携意識を高めた。
 同自治会の避難訓練は地元の松原公園を避難先とした昨年に続いて2回目で、消防と警察を含めて約280人の規模に拡大。「赤穂市で震度6弱、大津波警報が発令」との想定で情報伝達、初期消火などを行い、高校では生徒たちが正門前で避難者を誘導した。
 訓練に参加した高校生は野球部員とマネジャー。車椅子のお年寄りやベビーカーの親子連れが段差を越えるのを手助けし、アルファ米の炊き出し訓練では重さ10キロ近いやかんを持ち上げてお湯を注ぐなど、若者ならではのパワーを発揮した。中西会長(66)は「きびきびした動きで、とても頼もしかった」と好感。野球部主将の松本悠介君(17)=2年=は「本当の災害のときも、少しでも早く安全な場所へ誘導出来るようにがんばります」と話していた。

(赤穂高の野球部員も参加した松原町の地域防災訓練)

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