赤穂民報
としょかんライオン(6月28日)
表現一つをとってみても、奇抜で、度肝を抜かされる絵本です。
図書館は、多くの人々が本を読むためにやってくるところです。ですから規則が定められています。
時々思うのですが、そんな規則が人々の本離れを助長しているのではないかと考えています。
時には、「としょかんライオン」のようなことがあってもよいのではないでしょうか。
最近のくらしを見ていると、どんどん夢が描けなくなってきているのでは…という思いを強くしています。このことがひいては大人も子どもも本を手にする機会を少なくしているように思えてしかたありません。悲しいことです。
ちっぽけな夢を大切にしながら、日々のくらしをより豊かにしていきたいものです。
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『としょかんライオン 』
○作/ミシェル・ヌードセン○絵/ケビン・ホークス○訳/福本友美子○岩崎書店
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
(「としょかんライオン」○作/ミシェル・ヌードセン ○絵/ケビン・ホークス ○訳/福本友美子 ○岩崎書店)
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