赤穂民報

清水建設がメガソーラー起工(4月15日)

 西浜町の西浜工業団地に出力1万キロワット、年間生産能力1365万キロワットのメガソーラープラント(大規模太陽光発電施設)を建設する計画を大手ゼネコンの清水建設(本社・東京都中央区)が公表。12日に起工式を行った。
 計画では、赤穂港に面した同団地内の遊休地約16ヘクタールに約35億円を投じ、シャープ製太陽光発電パネル(約165センチ×100センチ)を約4万8300枚設置。気象予測に基づいて発電量を予測・補正するシステムのほか、故障パネルを特定できるモニタリング設備やスマートカメラによる防犯設備も備え、管理効率を高める。工期は1年間で来年4月の運用開始を予定。同社100%出資の「赤穂太陽光発電」(小林経夫代表=同社エンジニアリング事業本部副本部長)が運営会社となり、1キロワット時当たり40円(税抜き)で全量売電する20年契約を関西電力と近く締結する。
 赤穂市と同社によると、建設地は同社子会社「片山ストラテック」が平成5年に住友セメント(現住友大阪セメント)から購入。別の子会社を経て現在は運営会社が所有している。土地活用について、市には昨年12月下旬に同社から連絡があったという。
 起工式は上仮屋の赤穂大石神社で行われ、小林代表ら関係者が工事の安全を祈願した。同社が事業主体となる太陽光発電施設はこれが初めて。長期安定的な収入を確保しながら、システム技術を蓄積していく方針で、「モデルプラントとして視察も受け入れ、今後の受注拡大につなげたい」としている。

(清水建設が起工した大規模太陽光発電施設の完成イメージ図)

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