赤穂民報

映画ポスターに見る忠臣蔵(4月25日)

 元禄赤穂事件を題材にしたシネマ作品の宣伝印刷物を集めた「忠臣蔵映画ポスター展−昭和20〜30年代を中心に−」が上仮屋の赤穂市立歴史博物館(坂本敏克館長)で24日から始まった。阪東妻三郎、片岡千恵蔵、三船敏郎など一世を風靡した銀幕のスターを懐かしむことができる。
 加里屋南の忠臣蔵グッズ専門店「わたや」を営む矢野英樹さん(43)のコレクションに館蔵品を加え、戦前に公開された『忠臣蔵 天の巻・地の巻』(昭和13年)から萬屋錦之介主演の『赤穂城断絶』(同53年)までB5判〜B1判23点を展示している。
 監督・松田定次、脚本・新藤兼人の『赤穂浪士(天の巻・地の巻)』(同31年)は忠臣蔵物では初のカラー作品。同33年に大映が制作した『忠臣蔵』は長谷川一夫、市川雷蔵、鶴田浩二、京マチ子など超豪華キャストが共演した。
 「日本映画の黄金期」と言われた昭和20〜30年代には、同じ年に2本以上の忠臣蔵作品が封切られていることも珍しくなく、同館は「ポスターを通して映画における忠臣蔵文化の移り変わりを感じてもらえれば」と話している。
 8月31日(土)まで2階特別展示室で午前9時〜午後5時。大人200円、小・中学生100円。水曜休館。TEL43・4600。

(懐かしい名優の顔や名前が見える「忠臣蔵ポスター展」)

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