赤穂民報

夢みる少女(5月25日)

 100年前のまだ開拓が進んでいないオーストラリア。そんな奥地に住む少女の日々のくらしを描いた、なんともホットで、心にグッとくる絵本です。
 少女は妹の世話をしたり、水くみに行ったりお手伝いをしながら楽しく暮らしています。夢をみることで日々のくらしを明るく元気に育っているのです。
 私も少年時代焼いもをほおばりながら多くの夢をみました。時には、すべてを忘れて夢の世界にのめりこんだこともありました。
 今日の子どもたちは、どんな夢を抱いているのでしょうか。この少女のように、子どもたちが描いている夢が家族のぬくもりのなかで少しずつ育っていくことを願ってやみません。
 子育てに汗しているママたちに手にしてほしい1冊です。
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『ゆめみるリジー』
○作・絵/ジャン・オーメロッド○訳/はやかわゆか○アールアイシー出版

(『ゆめみるリジー』 ○作・絵/ジャン・オーメロッド ○訳/はやかわゆか ○アールアイシー出版)

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