赤穂民報

先輩ガイドから案内のコツ学ぶ(6月2日)

 赤穂観光協会が5月から4回シリーズで開いている「観光ボランティアガイド養成講座」の3回目が2日にあり、息継ぎ井戸、赤穂城跡などで先輩ガイドから案内のコツを教わった。
 観光客をもてなす人材を育てようと、同協会が昨年に続いて開講し、20代から60代の8人が申し込んだ。前半2回は赤穂の歴史をテーマにした講話で、この日から市内の名所、旧跡を実際に巡る現地説明が始まった。
 「播州赤穂観光ガイド協会」の大鹿雄康会長ら6人が花岳寺、赤穂大石神社など加里屋、上仮屋地区にある主な名所を案内。隠れたエピソードを交えながら各スポットを紹介し、受講者からの質問にも答えた。
 聴覚に障害のある尾崎の中村千穂さん(47)は手話の出来る人と一緒に参加。「自分と同じ障害をもつ人たちを案内してあげられるようになりたい」と熱心にメモを取っていた。
 講座は9日に坂越で現地説明会を実施して終了する。昨年の講座を受けてボランティアガイドになった加里屋中州5の宮本昭光さん(70)は「お客さんに喜ばれると、とてもやりがいを感じます。一人でも多く活動に加わって」と新たな仲間が増えることを期待していた。

(名所で先輩ガイドの説明を受ける「観光ランティアガイド養成講座」の受講者)

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