赤穂民報

被災者支援のミサンガ販売(7月6日)

 東日本大震災の被災者が手作りしたミサンガの販売を続けている関西福祉大の学生ボランティアサークル「KUSW〜絆〜」が7月13日(土)の「赤穂市民病院祭」にブース出店。来場者に購入を呼び掛ける。
 サークルは震災1カ月後に当時の学生たちが立ち上げ、その年の6月に宮城県内で被災民家の片付けボランティアを行った。震災で仕事を失った南三陸町の女性たちが手作りミサンガを売って生計の一助にしていることを知り、協力を申し出た。
 これまでに販売した数は約120本。市民病院祭に向けて新たに約30本を仕入れた。「小さな活動かも知れないけれど、被災した人への思いを忘れないためにも続けたい」と代表の田中一雄さん(19)=社会福祉学部2年=。当日は星やハートの形にカットした画用紙を用意し、被災者への応援メッセージの記入も来場者に呼び掛ける。
 ミサンガは1本800円。売り上げの75%が作り手の収入と材料費。同サークルは販売手数料として受け取る残り25%を今年度中に予定している被災地での活動費に積み立てる。
 市民病院祭は1階ホールなどで午前9時から午後0時半。手術室見学、薬剤師体験、赤ちゃん写真展のほか、吹奏楽や合唱などのステージイベントも。正午からは「ミサイルマン」(吉本興業)の漫才がある。

(被災者支援のミサンガ購入を呼び掛ける「KUSW〜絆〜」のみなさん)

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