赤穂民報

「日本塩業研究の父」足跡を回顧(7月10日)

 日本塩業研究の第一人者で赤穂城、赤穂緞通など郷土の文化財保護にも大きく貢献した故廣山堯道・文学博士(1925−2006)の功績を回顧するフォーラムが7月14日(日)、東有年の有年公民館で午後2時から行われる。
 廣山博士は赤穂高校で教鞭をとるかたわら塩業史を研究。17年間かけて全国各地で収集して市へ寄贈した入浜式製塩用具237点は昭和44年に国の重要有形文化財となった。また、緞通や船大工などすぐれた伝統技能を文化財として保護すべきと強く訴え、全国に先駆けて条例化に尽力。『赤穂市史』『赤穂の民俗』など郷土史本の編集・執筆もリードした。
 フォーラムは特別企画展「日本製塩技術史の父−廣山堯道文学博士−」(市立有年考古館で8月19日まで開催中)を記念し、教え子らの実行委員会(山本巌会長)が同考古館などと主催。『日本塩業大系』を共著した重見之雄さん(元鹿児島大教授)、赤穂高校歴史研究部で廣山氏の指導を受けた豆田正明市長、長男の謙介さん(甲南大院教授)ら7人が座談会形式で同氏の足跡を語る。
 無料で先着200人を受付中。残席があれば当日受付も可。申込みは同考古館TEL49・3488。

(日本塩業研究の第一人者で郷土の民俗文化財保護にも大きな功績を残した故廣山堯道氏)

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