赤穂民報
保育士の卵たちが人形劇上演(7月12日)
幼稚園教諭や保育士を目指す関西福祉大学の学生たちが7月15日(月・祝)、子ども向けの人形劇を上演する。人形や小道具、シナリオも学生が手作り。「見に来てくれた子どもたちを喜ばせたい」と最後の練習に励んでいる。
演じるのは社会福祉学部子ども福祉専攻の4回生42人。保育実習の一環で3回生の秋から人形劇に取り組んできた。古着やタオルなどを利用して各自1体ずつ手袋式の人形を制作。5〜6人の班ごとにオリジナルの物語を考え、昨冬には市内の幼稚園で出張公演も行った。始めは恥ずかしさがあった学生たちも、園児が見せる笑顔に喜びを覚えるようになった。
「表現力やプレゼン力がアップしたと感じます。人形が子どもの心を開くアイテムに役立つことも実感できたのでは」と指導する井上寿美准教授(55)。15日の上演会はこれまでの学習の集大成。「子どもと接するのが大好き」という川下直樹さん(21)は今回のために新たに紙人形を作った。幼稚園教諭志望の中崎翔子さん(21)は「見ている人も自分も楽しめる時間を作りたいです」と話している。
新田の同大4号館2階231大教室で午前10時半〜午後0時20分。10分程度の演目を8本演じる。入退場自由。TEL46・2525。
(「みんな遊びに来てね」と人形劇への来場を呼び掛ける関西福祉大の学生たち)
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