赤穂民報
ホタル再生へ取り組みスタート(7月28日)
多様な生き物が生息する川環境を目指そうと、「加里屋川ホタル再生プロジェクト」の説明会が28日にあった。親子連れなど約30人がホタルの養育ボランティアに名乗りを上げ、体長2ミリほどの幼虫と飼育キットを持ち帰った。来年3月の放流を目指す。
説明会は「加里屋川ふるさとの川連絡協議会」が加里屋の赤穂市役所で開いた。明石市や高砂市でもホタル再生運動を支援している環境コンサルタントがホタルの生態を解説。基本的な飼育方法やエサになるカワニナの捕まえ方などをコーチした。
説明を受けた参加者は加里屋川と同じ千種川水系のゲンジボタルから生まれた幼虫と飼育キットを受け取った。孵化して約3週間目という幼虫は目を凝らしてやっと見えるぐらいの大きさ。うまく育てれば、体長3センチ近くにまで成長するという。
上郡や三石でホタルを観察したことがあるという加里屋中洲の小学4年、大上隼人君(10)は「とてもきれいに光ってた。僕も、びっくりするほど元気なホタルを育てたい」と楽しみにしていた。
(子どもから大人まで参加したホタル再生プロジェクト説明会)
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