赤穂民報

秋風に乗せて感謝の音色(9月23日)

 平成16年の台風で自宅が床上浸水した東有年の寺内一成さん(62)・まみさん(62)夫妻が、当時の支援に感謝の気持ちを込めて毎年開いているホームコンサートが23日にあった。リビングと庭に設けた客席に約60人が来場。さわやかな秋風とともに心和む演奏を鑑賞した。
 「有年の里一日美術館」と題した催しで今年9回目を数えた。太子町のピアニスト、市場誠一さん(39)が「コスモス」「枯葉」など季節感のある曲を演奏。寺内さんの隣保の福田弥生さん(53)が奏でるフルートとの共演も含め、約15曲を披露した。
 夫婦で来場した加古川市の南清和さん(70)は近くを散策中に音色にひかれて立ち寄った。開催主旨を知り、「すばらしい場に良質な音楽を聴くことができました」と満足そうだった。

(ピアノ演奏や絵本朗読で来場者をもてなしたホームコンサート)

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